おしごとインタビュー X-Analysis編

ジーアールソリューションズ株式会社(以下、GRS)のモダナイゼーション事業部の方では「X-Analysis」という製品を販売、導入しています。ただ、恥ずかしながら私、同じGRSという会社に属していながら、実際にどんな作業をしているのかあまり分かっていない…。
というわけで今回は、チームの主要メンバーである阿野さんと遠山さんに、お仕事内容のインタビューしたいと思います!

そもそも X-Analysis って?

カナダ Fresche Solutions社が提供する、アプリケーション解析ツール。IBM i で稼働している基幹システムの継続維持と近代化のサポートを目的とし、全世代のIBM i エンジニアに貢献します。

  1. 可視化
    既存のアプリケーションの中身を分析し、データモデル/データフロー/ロジックフロー/構造チャート などでわかりやすく表現
  2. 影響分析
    アプリケーションに変更がある場合、その影響箇所を正確且つ高速に特定
  3. リソース評価
    アプリケーションのプログラム・ファイルなどの複雑性を機械的に点数付けし、問題点を把握

X-Analysis を導入することにより、以上が容易になるため、システムの見積・設計・開発・運用などあらゆるシーンにおいてメリットがあります。

お仕事内容は?早速インタビュー!

木村
よろしくお願いします!

早速質問なのですが、GRSは導入支援として何をしているんですか?X-Analysisをお客様の環境にインストールする、とかですか?
阿野さん
インストールだけじゃないですよ。

日本においては、GRSが X-Analysis の独占販売権を取得しているため、マスターリセラーとして 製品販売・マーケティング・保守等、現地法人と同等の役割を担っています。作業内容は以下です。

製品販売
  ・直接販売
  ・間接販売(パートナー企業)
  ・パートナー企業開拓
  ・パートナー技術者教育
  ・販売支援技術サポート(デモ、提案書作成)
製品開発
  ・日本語化の協力(製品及びマニュアル)
製品導入
  ・インストール請負
  ・製品トレーニング
サービス
  ・Frescheサービスの日本展開準備
  ・GRSオリジナルサービスの構築と販売
製品保守
  ・QAサポート
  ・製品不具合対応
  ・製品バージョンアップ検証と通知
  ・パートナーと製品サポート間の定例会開催
マーケティング
  ・製品ホームページ作成
  ・展示会出展
  ・SNS投稿
  ・技術記事寄稿
  ・広告掲載
  ・リードジェネレーション

木村
X-Analysisをまず知ってもらうためのマーケティングから、活用してもらうためのトレーニングまで、すべてを担っているんですね。

作業がここまで多岐に渡ると、導入先が増えたときパンクしてしまいそう…。
阿野さん
パートナー企業に販売やツールのインストール作業、保守作業の取りまとめをお任せするケースが多いため、パンクするほどではないですよ。もちろんお客様によっては、GRSが直接販売の会社さんに関してはGRSで全て対応するケースもあります。

そういった意味では、パートナーの開拓・技術者教育もGRSの重要な仕事になってきます。
日本ではGRSがマスターリセラーとなり、リセラー(GRSのパートナー)として、
株式会社イグアス、ベル・データ株式会社、株式会社第一コンピューターリソースが
販売等を担当している形となっている
木村
阿野さんと遠山さん、担当している仕事を教えてください。
遠山さん
私は主に製品保守です。 お客様から、リセラーを通じてツールの検証依頼や質問などが来るので、それに対応しています。

製品マニュアルなどの日本語化なども対応していました。
阿野さん
私はプリセールスやマーケティング、記事の寄稿、リセラーやお客様へのトレーニングの実施です。

※阿野さんが寄稿した記事は、TechRepublic で読むことができます。

木村
ちなみに、元がカナダの製品ということはやはり、マニュアルの翻訳以外にも英語を使う機会は多いんでしょうか。
遠山さん
メールベースでのやり取りがあるので、読み書きは必須です。

Fresche社と画面共有をしながらデバック作業を行ったりすることもあるので、会話も出来れば尚良し!という感じで、相対的に使う機会は多いですね。
木村
最近はコロナによる緊急事態宣言などで、何かお仕事に影響などありましたか?

特にマーケティング面などは展示会も開けないですし、影響も大きそう。
阿野さん
案外、オンラインの方が都合が良いこともありました!

確かにオフラインの展示会は全て中止でしたが、2020年度はオンラインでの展示会を秋に2回行いました。しかもオフライン開催より期間が長く、お客様に好きなタイミングで閲覧していただけるため、通常より多く情報収集をすることができました。

※オンライン展示会で提供されていた動画は、現在Youtubeでも閲覧可能です。

木村
最後に、モダナイゼーション事業部の今後についてお聞かせください!
阿野さん
X-Analysis は解析のためのツールです。今は初期段階としてまず導入し、お客様が使いこなしていただくことを主にしていますが、今後はその解析結果を元に、活用方法をコンサルティングする部分を強化する段階になっていくと思います。

また、実はFresche社はX-Analysisの他にも、開発応用するためのツール、テスト自動化のツールなども提供しています。そのためGRSでも更に、新たな製品知識を得ていく必要があります。

「モダナイゼーション事業部」の名の通り、お客様の今ある資産を近代化し、システムを次の発展へつなげていく準備を進めています。
遠山さん
現時点で製品検証の手が少し足りないこと。また今後、新たなシステムを導入・活用していくうえで、モダナイゼーション事業部に入ってくれるソフトウェア技術者も募集中です。
木村
内容の濃いお話、ありがとうございました!

知らなかった!

以前の記事 から、「マーケティング系のことも支援しているんだな~」となんとなく理解した気になっていたのですが、支援というより、GRSが主体となっていたんですね。想像をはるかに超えるお仕事内容でした。

モダナイゼーション事業部のについて、今後の展望も含めて、理解が深まりました。普段あまり関わりのないチームや事業のお話を聞くのって、新鮮で面白いですね!

(そして英語云々は、同じ会社の人間として心に刺さりました…英会話勉強しなきゃ…!)

X-Analysis のより詳細なご紹介・導入事例などは、こちらからご覧いただけます。


現在、阿野さん率いるFresche チームでは一緒に働いてくれる方を募集してします。この記事を読んで興味を持った方は以下GRSの採用ページをぜひご覧になってみてください。

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