【社長クロストーク】新体制でさらなる顧客企業の価値創造へ ── GxPグループ代表取締役社長 渡邉 伸一 × 株式会社社会価値変革研究所 代表 井出 昌浩

この記事に登場する人

渡邉 伸一

代表取締役社長 グループCEO
2008年7月4日にグロースエクスパートナーズ株式会社を創業。
「ITを駆使して顧客企業の価値を創造すること」をミッションに、顧客自らが事業創造を実現するためのDX支援を推進している。


井出 昌浩

株式会社社会価値変革研究所 代表
製造業の研究開発職、コンサルティングファームのシニアパートナーを経て、大手ITベンダーに参画。同社コンサルティング部門の部門長として数々のDXを推進。
専門領域はDX、人材育成、要求工学。
デジタル活用に関する国際会議での講演に加え、経済産業省「DX加速に向けた検討会WG1」委員をはじめとして公的機関のDX推進にも関与。
現在は、信州大学特任教授、宇都宮市CDXO補佐官として地域社会のDXを推進している。

GxPグループは2026年4月、「株式会社社会価値変革研究所(通称:VXI/価値研)」を設立しました。
戦略・ビジネスコンサルティング領域に本格参入し、新体制のGxPグループでAI時代における新たな価値創造に挑みます。
株式会社社会価値変革研究所がGxPグループに加わった、その背景にある想いとビジョンについて、GxPグループ代表の渡邉 伸一さんと、株式会社社会価値変革研究所 代表の井出 昌浩さんが語り合いました。

VXI設立の背景

──まず、新子会社設立に至った経緯を教えてください。

渡邉(GxPグループCEO):
GxPグループはこれまで、「DXコンサル事業」の中でも、顧客企業がデジタルやAIを活用して何をやるかが決まった後の「実行のコンサル・組織支援」、あるいはその実行そのものに共に伴走するような領域を中心に展開していました。

しかしここ数年、AIの台頭をはじめとする急速な環境変化のなかで、顧客企業から求められるものが大きく変わってきています。「この事業や業務をデジタル技術を活用して変革したい」ではなく、「そもそも事業そのものやビジネスを根本からどう変えていくべきか」という、より本質的な相談が増えてきたんです。
こうした課題に応えるためには、いわゆる戦略コンサルティングやビジネスコンサルティングの知見が不可欠となります。顧客からの期待に応えるためにも、戦略コンサル領域の専門家をグループに迎えたいと考えていたところ、共通の知人を介して井出さんとのご縁ができました。

井出(VXI):
私はコンサルタントとしてトータルで25年ほどのキャリアを積んできた中で、「コンサルタント、あるいはコンサルファームは、本当に社会や顧客企業のためになっているのだろうか」という疑問がずっとありました。コンサル業界はどんどん活況になって、新しい会社も登場してくる。その社会的メカニズムとは何なんだろうか、とずっと自己問答していました
顧客企業に真摯に向き合い、顧客企業と共に経営課題を解決し、成長していきたい。
その想いから自ら新しい法人を立ち上げ、それを実現しようと考えました。

──その出会いから、どういった流れで会社設立に至ったのでしょうか?

渡邉:
初めてお会いした時からお互いに「一緒にやったらうまくいくのではないか」という手応えがありました。
井出さんご自身も今後やりたい事業や実現したい将来像がはっきりしていたので、ただ役員として迎えるのではなく、コンサルティング事業を一つの独立した組織として立ち上げることで、お互いの強みを最大限に発揮できるのではないかと考えています。

「自走できる顧客と共に成長する」という共通のビジョン

── 渡邉さんに質問です。井出さんと一緒に仕事をしたい、と思った理由はどういった点にありましたか。

渡邉:
まず、コンサルティング業界で長年にわたり確かな実績を築いてこられた方だということ。ただ、それだけなら他にもいます。私が惹かれたのは、井出さんが顧客企業と対等な立場で、顧客企業の持つ力と自分たちの知見を掛け合わせて新しい価値を生むということを常に意識し実践していること
また、常に顧客企業からも学ぶという姿勢で仕事をされていたこと。このことを早くから認識しましたので、お会いする中で、徐々に「この方とやろう」という想いが強くなりました。具体的なビジネスプランの話をする前に、ビジネスの根底に流れている価値観や課題意識が深く共鳴したんです。

── では、井出さんは、なぜ、GxPグループと道を共にする選択をされたのですか。

井出:
GxPグループを知った時に感銘を受けたのは、「顧客と共に成長するパートナーである」というビジョンです。
顧客企業が自走できるようになることをゴールとしている。つまり、戦略を描くだけでなく、実行まで伴走し、顧客企業の中に入り込んで共に走る出島型」の支援モデルに深く共感しました。

もう一つ、オフィスを訪問した際にとても印象的だったのが、多様な人財が集まっている組織であること。国籍、年代、キャラクター……本当にダイバーシティが体現されていました。自分が成長し続けるためには、今まで一緒に活動してきた人たちとは異なるタイプの人々に囲まれることが大切です。
ここなら新しい刺激を受けながら、今までにない挑戦ができると確信しました。

──お二人が「地方・日本社会の再生」への想いでも深く共鳴したと伺いました。

渡邉:
そうですね。GxPグループの事業の本質は、顧客企業が自律的に事業変革をし、それを持続できる力をつけていただくこと――つまり、究極は「私たちがいなくなってもうまくいく」状態を作ることなんです。
今は大手企業、エンタープライズ企業を中心に、日本の超少子高齢化社会において『グローバルでどう生き残り、事業拡大をしていくか』という課題をデジタル変革で実現することを伴走するビジネスが中心となってます。一方で超少子高齢化は日本全体の課題であり、特に地方では加速してます。当社グループとしてはこのような現状を踏まえ、日本社会全体・地方自治体や地方の企業にも何か貢献したいと考えております。
自分たちが考え抜いたメソッドを体系化して社会に発信し、場合によっては学校などにカリキュラムとして提供するなど、産官学で連携し、地方創生・地方再生に取り組んでいきたいと考えてます。

但し、地方においては人財や費用の問題もあり当社の従来形のビジネスが成り立ちにくい部分もあります。であれば、一緒に収益を生んでいく仕組みを考えたり、従来型の支援に限らず、持続可能な形を模索したり、新しいビジネスモデルも必要になる。そういう発想も含めて、井出さんとはすぐに意気投合しました。

井出:
まさにそこが共鳴した部分です。
私自身、もともと長野県出身で、宇都宮市でCDXO補佐官も務めていましたが、やはり地方を見ると東京とは全く違う現象が起きている。もちろん地方には地方の豊かさ、幸せ、美しさがありますが、これからさらに苦しくなってしまう部分があるのかな、と感じています。

グループ自体も日本に法人を置いている以上、日本という国そのものがもっと力強く、豊かになっていかなければ意味がありません。

顧客企業と真摯に向き合い、課題を解決し、一緒に成長していく。
その先に、顧客企業自身が自走できる状態を生み出すことが大切だと考えています。

さらに、私たちの取り組みを体系化し、メソッドとして社会に共有することで、フィードバックを受けながらみんなで良くなっていく仕掛けをつくりたい。そうした支援のあり方が広がっていけば、地方の企業も、日本の産業全体も、もっと力強くなれるはずです。

そしてこうした取り組みは、グループの社員にとっても大きな意味があります。行政や地方の現場に携わることで視野が広がり、その経験が民間企業のクライアントへの支援にも生きてくる。それこそが、私たちが目指すべき姿でもあると思っています。


「収束」と「発散」の力を併せ持つ組織へ

── VXIがGxPグループに加わることで、どんな変化が起きると期待していますか。

渡邉:
GxPグループの母体はエンジニアリングの会社です。メンバーは顧客企業の課題を受け取ってから、それをいかにデジタル技術で解決するかを徹底的に考える。「詳細化・具体化」する力――つまり「収束」する力は非常に強い。そこに情熱を燃やしてきたメンバーが多いんです。

一方で、これからより求められるのは、もっと顧客企業の中に入り込んで、顧客企業の立場で課題を引き出し、広げていくこと。コンサルタントが得意とする「発散」の思考です。この「収束」と「発散」の両方を一つの組織の中で行き来できるようになることで、絵に描いた餅で終わらない、実効性のある変革の実現を目指しています。
そしてもう一つ、生成AIがこれだけ普及してきた今、業務スタイルそのものが変わろうとしています。
AIが定型的な作業をサポートしてくれるようになる中で、「会って話した時のフィーリングやケミストリー」「偶発的なコミュニケーション」といった、人と人とが関わることでしか生まれない部分がますます大切になっていきます。VXIが加わることで、顧客企業との向き合い方や接し方が、既存メンバーにとっても大きな学びになると確信しています。

井出:
私がグループの皆さんに提供できるのは、戦略・ビジネスコンサルとして培ってきた考え方、行動の仕方、課題解決の技法、そして意識の動機付けです。エンジニアの方々やITコンサルの方々がそうした考え方も知って、引き出しを増やしていただけたらと思います。逆に、最新のデジタル技術やアジャイル開発のやり方などは皆さんから教えていただきたい。お互いが刺激し合い、成長していく関係でありたいですね。

昨今、「失われた30年」を挙げて社会をネガティブに捉える風潮もありますが、私はこの状況を、産業革命にも匹敵する激動の時代であり、これは社会をより良くするためのチャンスであるとも捉えています。
この変革期において日本の企業や組織が活力を取り戻し、人々が「日本で暮らしてよかった、働いてよかった」と思える社会の実現に貢献していくこと。それが、私たちGxPグループの使命であると考えています。

編集後記

今回、渡邉さんと井出さんのお二人にインタビューを行いましたが、それぞれの言葉を通じて、GxPグループの輪郭がよりはっきりと見えてきたように感じています。

特に印象的だったのは、井出さんが「顧客と共に成長するパートナーである」というビジョンに深く共感してくださっていたこと。
取材をしていて、率直にうれしく思いました。

戦略・ビジネスコンサルティングという新たな知見が加わることで、GxPグループ全体の成長はもちろん、社員一人ひとりにとっても新しい刺激が生まれていくはずです。
それぞれがどう知見を吸収し、成長していくのか。そこも含めて、1社員としてこれからのGxPグループにとても期待しています。

この記事を通じて、新体制となったGxPグループへの理解を深めていただき、これからの展開に期待を持っていただけたら嬉しいです。

G+WEBでは、新体制のGxPグループのこれからを引き続き発信してまいります。
ぜひ、ご注目ください。

▶ GxPグループ コーポレートサイトはこちら
▶ 株式会社社会価値変革研究所(VXI)コーポレートサイトはこちら

この記事を書いた人

イトウ

2025年 新卒入社

グループ戦略企画室 コーポレートコミュニケーション促進チーム

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