GxPの技術調査アルバイトって何するの?#001南さんの場合

GxPの技術調査アルバイトとは

GxPグループには、学生の皆さんを対象にした「技術調査アルバイト」という制度があります。これは、学生さん自らが決めたテーマに沿って調査・開発を行い月1回レポートで進捗報告していただき、それに対して当社がアルバイト代をお支払いするものです。

誤解を恐れず表すならば、「GxPがパトロンになって学生さんに興味のあることを探求してもらおう!」といった取り組みになります。当社としても、学生さんが何に興味を持ちどういったアプローチをするのかを知ることのできる貴重な機会となっています。

実際にはどんなことをしているの?

今回は、技術調査アルバイトの一人である南さんに、活動内容や今後の目標などについて話を伺いました。

南さん:都内の大学の理工学部システムデザイン学科4年。2020年よりGxPグループで技術調査アルバイトをしている

––大学ではどんなことを学んでいますか?

「理工学部システムデザイン学科」という学科名からよく情報系の学科と間違われることがありますが、電気機械系の学科で、機械工学、制御工学、電力工学、電磁気など、幅広く学んでいます。

––趣味は何でしょう?

サイクリングとゲームです。 自転車に乗るのは高校生の頃から続けています。チームでスポーツバイクのレースに出たり、 自転車にテントを積んで一人キャンプしながら東京から青森まで行ったりしたこともあります。自然の中で過ごす時間は、とてもリフレッシュできます。また、自作PCを組んで、PCゲームをしています。最近はホグワーツレガシーにハマっています。ゲーム開発にも興味があり、Unityを使って育成ゲームを作っています。

––GxPとの出会いを教えてください。

親戚からの紹介です。 お正月におばあちゃんの家に行ったとき、当時大学4年生のいとこも来ていて、彼女がGxPのアルバイトでクレーンゲームを開発していることを聞き面白そうだったので紹介してもらいました。

––他にもアルバイトはしていたのでしょうか?

コンビニでアルバイトを5年ほど。コンビニのお客さんは老若男女幅広いのでやりとりがとても面白いです。印象に残っていることというと、高齢のお客さんがコピー機の使い方が分からなくて困っていた時に、一緒に考えて時間をかけて丁寧に教えた時のことです。すごく喜んで感謝してくれて僕にお茶を買ってくれました。小さな出来事ですけど、とても励まされました。

––ほっこりするエピソードですね。ではどうしてGxPでもアルバイトをやろうと思ったのでしょう?

自分の好きなものづくりができるところがいいなあ、って。小さい頃からものづくりが好きで、高校時代にarduinoで制御した卓上を掃除するロボットを作っていたので、このアルバイトで掃除ロボットの改良やアプリ開発ができたらいいなあ、と思ったんです。

––このアルバイトでやってきたこと、現在やっていることを教えてください。

最初に作ったのは、高校時代からの続きで「卓上掃除ロボット」です。キャタピラー型ロボットで、下回りにお掃除シートを取り付けていてランダムに移動させることで掃除をします。卓上から落下しないように赤外線センサーを取り付け、卓上の端を感知するようにしています。タイマーを設定することができ、一定の時間をすぎるとストップして終了を知らせる音楽が鳴るようにしました。でもこのロボット、雨が降った日にうっかり窓を開けっぱなしにしていたら雨に濡れて壊れちゃったんです。

卓上お掃除ロボット

次に作ったのは、「献立アプリ」です。このアプリはユーザーの1食に必要な栄養素を計算します。さらにその栄養素の値になるべく近づけるように、必要な材料の分量を調節し提案します。ダイエットや健康管理を目的としています。主婦の人とか一人暮らしの学生とかに使ってもらいたいと思いました。

そしてつい最近完成したのが「変顔採点アプリ」です。これは昨年のGxPグループの年末LT大会で発表したものです。
AIに変顔と普通の顔を学習させて撮影した写真の変顔度を採点するようにしました。点数を競うことで、にらめっこもゲームにできます。変顔を人に見せるのは恥ずかしい人でも、変顔の点数なら見せてくれるのではないか、と。開発の目的は、変顔の恥ずかしさをなくし、笑いを起こすこと。このアプリを使ってもらうことで、たくさんの笑顔が生まれればと思います。

▼南さんが開発した「変顔採点アプリ」のダウンロードはこちらから

FunnyFaceMeter ~あなたの変顔点数化します!~

そして今は「ドラゴン育成ゲーム」を制作しています。 卵から生まれたドラゴンを育成して、育て屋に預けて仕事をさせアイテムを生み出したり、ドラゴンを操して2D 格闘ゲームでバトルできるようにと考えています。

––随分いろんなもの作っていますね。社員のサポートはどんな感じですか?

主に研究成果を報告するレポートに対してのアドバイスやフィードバックです。機能面の提案をいただいたりお褒めの言葉をいただくと、とても励みになります。 社員の方々の支えがなければこのような研究はできていなかったのでとても感謝しています。

––このアルバイトならではの面白みはどんなところにありますか?

あったらいいなを実現できること、自分の作りたいものを試行錯誤しながら作れること、成果へのアドバイスやフィードバックをもらえることですね。LT大会で、社員の方々の前で発表する機会もあり、達成感も感じられます。LT大会で発表するときはめちゃくちゃ緊張して、他の人の発表が頭に入って来ませんが(笑)。
自分の好きなことを追求して、さらにバイト代がもらえるのはすごく恵まれていると思います。

––バイト代以外に、どんなことが得られたと思いますか?

ロボットやアプリの開発を行うことで、プログラミングや電子工作、 AI などが学ぶことができました。また、毎月レポートとして研究結果を報告することや社員の方々に発表する ことで、伝える力が得られたと思います。本当に多くのことを学び成長することができていると思います。

––今後の目標を教えてください

まずは、「ドラゴン育成ゲーム」を完成させること。そして次は、他のバイトメンバーが取り組む「つくばチャレ ンジ」(つくば市内の遊歩道等の市街地で移動ロボットが自律走行する技術チャレンジ)にもJOINしたいと考えており、そのためにもプログラミングや電子工作や AI の技術を更に磨き上げることを目標に努力していきたいと思っています。

目指しているのは、学んだ知識を活かしエンジニアとして社会に貢献すること。将来は自分のアイデアを形にできるよう、さまざまな技術を身につけたいと思っています。

––さまざまなチャレンジ楽しみにしています。今日はありがとうございました。

技術調査アルバイトは随時募集中です

学生の皆さんが、GxPのエンジニアからアドバイスをもらいながら技術を探求することができる技術調査アルバイト。ご興味がある方はぜひ募集ページをチェックしてみてください。
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