こんにちは。CCチームの青木です。
この度、当社グロースエクスパートナーズグループは、FCふじざくら山梨のオフィシャルウェアパートナーとして応援させていただけることになりました!
そして、今回のキックオフとして、五十嵐雅彦様(ゼネラルマネージャ:以下、GM)、菅 百花選手(キャプテン)米澤 萌香 選手、加藤 愛選手にご来社いただき、実際にお話を伺うことができました。
今回は、FCふじざくら山梨の皆様へのインタビューを通して、今後私たちができることや届けられる価値についてご紹介いたします。
FCふじざくら山梨とは?GxPグループがパートナーになった経緯
FCふじざくら山梨は、山梨県南都留郡鳴沢村を拠点に、日本女子サッカーリーグで活躍する女子サッカーチームです。
2018年11月、山梨県初の社会人女子サッカーチームとして誕生しました。
山梨から全国へと活動を広げる中で、チーム・地域・企業とコラボレーションを重ね、サッカーだけでなく、さまざまな活動に挑戦しています。
特に女性アスリートの新たなロールモデルとして、サッカー選手としてだけでなく、社会人としても活躍できる「プレイングワーカー」の輩出を目指しています。
また、当社グループには代表の渡邉をはじめ、山梨県出身や山梨大学出身の社員も多く、甲府にもオフィスを構えています。そこには、故郷である山梨への感謝と愛着を胸に、地域とともに歩んでいきたいという強い想いがあります。
地域に根差し、山梨の誇りとして活躍するFCふじざくら山梨を応援することは、私たちの企業理念にも通じています。
サッカーを通じて夢や感動を届けるFCふじざくら山梨とともに、地域の発展とスポーツ文化の振興を後押ししていきたいと考えています。


FCふじざくら山梨と私たちのパートナーシップ
知られざる女子サッカーの現状と挑戦
女子サッカーは、なでしこジャパンの世界的な活躍によって認知度が高まった一方、国内リーグの現状は必ずしも十分に知られていません。FCふじざくら山梨でGMを務める五十嵐さんは、女子サッカーの現状について率直に語ります。
五十嵐さん(GM)
「なでしこジャパンがワールドカップで優勝したり、オリンピックで金メダルを獲得したときに、“なでしこ”という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。ただ、その下に“なでしこリーグ”というリーグがあることは知らない方も多いですし、さらにその上に“プロリーグ”があるということまで認知されていないのが現状です。まだまだ女子サッカー自体が十分に知られていないと感じています。」
この言葉の通り、日本の女子サッカーは「活動を展開する地域、それぞれでどのように支えられているか」という視点では、まだまだ知られていない部分が多いのが現状です。

菅百花さん(中左・選手/キャプテン)
米澤萌香さん(中右・選手)
加藤愛さん(右・選手)
五十嵐さん(GM)
「実際、うちのクラブでも仕事をしながらサッカーを続ける選手がほとんどです。プロクラブとしての認定を目指す上でも、選手の契約やスタジアム要件など、様々な課題を乗り越えなければなりません。
ただ、地域に根差すことを一番大切にしているので、地域の方々やスポンサー企業の皆さんの応援がとても心強いです。」
実際に活動を応援するために、私たち(GxPグループ)に何ができるのでしょうか?
スポンサー企業への「まずは見に来てください」という想い
五十嵐さん(GM)
「まずは一度試合を観に来てくださいとお伝えしています。選手との交流の場を持つことが、他のクラブではあまりない特別な機会になります。実際に足を運んでいただくことで、選手を身近に感じてもらえると思いますし、新たなファンが生まれるきっかけにもなると思っています。」
菅選手(キャプテン)
「ピッチでプレーする立場として、表現者として、やはり観客が増えることはとても嬉しいことです。企業様をきっかけに試合を観に来ていただけるのは本当にありがたいですし、先ほど五十嵐さんもお話ししていましたが、オーディエンスが増えることで選手としての価値を感じられたり、自分たちも責任を持ってプレーしようという意識がより高まっていくと思います。」

観戦を通じて、「応援できる場がある」と感じる。そんなきっかけづくりを大切にしているといいます。
クラブとともに価値を生むコラボレーション
FCふじざくら山梨は地域とのコラボレーションを積極的に展開しています。これは、単なるイベントにとどまらず、スポンサー企業の価値発信の場としても機能しています。
五十嵐さん(GM)
「例えば、山梨県内に展開しているスーパーさんと、料理が好きな選手がコラボして『アスリート弁当』を作ることがあります。アスリートだからこそ、好きなものだけでなく体に良いものを取り入れた提案ができるんです。
スーパーという身近な場所に、スポーツの価値を伝える機会が生まれますし、スポンサーさんの商品をお弁当に取り入れることで三者間のコラボレーションになります。こういった取り組みを通して、スポンサー企業の皆さんにも“自分たちの取り組み”として感じてもらえたら嬉しいです。」
こうした事例は、企業が地域に対して新たな発信を行う「共創の場」につながるきっかけとなります。
米澤選手
「選手の様子や活動の様子も、SNSを活用して積極的に行っています!
沖縄でキャンプをしたときは、YouTubeで選手の裏側を撮り続けていました。
“サッカーが上手くて強いチーム”というだけでなく、選手自身がいかに多くの人に興味を持ってもらえるかが大切で、うちではそういう力を持てるようにしています。
おそらく、国内の女子サッカークラブの中でもFCふじざくら山梨はSNSでの発信が活発だと思います。競技だけでなく、“ファンを増やす仕事”にも取り組まないといけない部分にもしっかり取り組んで、結果として、お客さんの数も多く、アウェイの試合でも200人くらいのサポーターさんが来てくれることもあります。」

私たちとしても、チームのファンづくりへの姿勢に学び、同じように自社の魅力をより多くの方に伝えられるよう意識していきたいですね。
女性アスリートの挑戦とセカンドキャリアの視点
クラブでは、現役中から次のキャリアを考える文化を大切にしています。これは、スポーツの枠を超えた社会的な価値づくりの一環でもあります。
五十嵐さん(GM)
「現役中に自分のスキルを活かしたり、引退後のキャリアを考えたりして、今できることに挑戦しておくことはとても大事です。
そうすることで、選手としての価値を引退後も落とさずに社会に出ることができると思っています。FCふじざくら山梨では、選手自主的にそういった考えを持てるよう促し、現役中から具体的な目標を持って行動している選手もいます。」
加藤選手
「私は新卒でチームに入りまして、大学を卒業したタイミングでこのチームに来て、今年で2年目になります。大学卒業が近づくにつれて、社会人になってからもサッカーを続けるかを悩んだ時期がありました。
そんなときに、チームから声をかけていただいて、FCふじざくら山梨にはネクストキャリアやセカンドキャリアについて学べる環境があると知りました。
実は大学卒業のタイミングで教員免許も取得していたのですが、選手としての価値を築いてこそ資格を活用する価値も出てくるのでは感じています。」

スポンサー企業側が社内のダイバーシティ推進やキャリア開発を考える際にも示唆に富む価値観だなと感じました。
スポンサー企業から見た「共創の意義」
スポンサー企業として「応援することが地域や企業にどんな価値を生むか」を学ぶことも、責任なのだと感じました。
スポーツを通じて地域の皆さんや選手と向き合うことで、“支援する”ではなく“私たち自身も一緒に価値をつくる”という考え方が大切なのかもしれません。
これからも、女子サッカーをきっかけに地域やGxPグループの可能性を広げていきたいです。
FCふじざくら山梨の皆さんに、当社グループの取組み(GxDojoなど)にも、ぜひご参加いただきたいですね!

女子サッカーが企業に届ける新しい気づき
FCふじざくら山梨の取り組みは、地域の活力やスポーツの価値を届けるだけでなく、企業にとっても「地域と一緒に未来を描く」視点を広げる機会を与えてくれています。
試合を観に行くこと、選手の活動に注目し言葉に耳を傾けること、そこから始まる小さな“応援”は、やがて我々企業の価値観や働き方にもポジティブな影響をもたらす――そんな未来の革新を、FCふじざくら山梨の皆さんとの対話を通じて強く感じさせられました。
今後、様々なコラボレーションを通じて、活動を盛り上げていきたいと思います!
ぜひご注目ください。
