rules vol.06

rules(ルールズ)の第6回は株式会社GxPの清水さんにインタビューをしました!
清水さんは、お客様とチームを繋ぐコミュニケーションから、テストや開発など、メンバーと連携をして幅広く業務に携わっています。

いつも優しい雰囲気の清水さんは、どんなルールを持っているのでしょうか。 

あなたの「ルール」は何ですか?

私の5つのルール
  1. チャットのやり取りで必ずリアクションをする
  2. 相手にちゃんと感謝の気持ちを伝える
  3. 楽しく仕事をする
  4. 怒らないことを心がける
  5. たまにはチャレンジをする

チャットのやり取りで必ずリアクションをする

これは、リモートワークが中心のスタイルになってからより心がけていることです。
自分自身も、Slackでのやり取りで誰かに声をかけた時にリアクションが無いと寂しい気持ちになる、というか、やっぱり相手から反応があった方が嬉しいので!
これまで自分が(相手から反応がなくて)寂しいなと思った経験から、他の人には寂しいと思ってもらわないように、なるべく返信をしたり、スタンプでリアクションをすることを心がけています。

それから、この「チャットのやり取りで必ずリアクションをする」という事を意図的にやっていく中で、たまたまある機会でご一緒した社員の方が「(清水さんが)リアクションを返してくれたのが嬉しかったから、自分もやるようにしたんですよ!」と言ってくださって、それがすごく嬉しかったなぁというのを記憶しています。

仕事を通じて関係性を築いていく中で、積極的にリアクションをすることで相手の雰囲気が柔らかくなっていったり、緊張感がなくなっていっている様子を感じたりすると、私自身も安心します。

相手にちゃんと感謝の気持ちを伝える

これはGxPグループのメンバーではたくさんの人が実践していることだと思うのですが、私も漏れなく感謝の気持ちを伝えるようにしています。

仕事でのやり取りで何かをやってもらったり、伝えてもらったりすることは日常的に起こりますよね。でも、そこに至るまでに、まずは何か思うことがあったり、起こったことがあるかもしれない。
なので、まずは一番最初に、それを伝えてくださってありがとうございます、やってくださって、見つけてくださってありがとうございます、という気持ちを伝えるという事を大切にしています。

私はできないことがすごくたくさんあるので、色々な人に助けていただいていることもあって、本当に日々感謝が尽きないなという風に思っています。

そんな中で、ありがたいことに色んな人に「清水さんて褒め上手だね」と言ってもらえることがあります。すごく嬉しいんですけど『褒め上手』というよりは「自分にはできないことがたくさんあるので、それができる・やってくださる方がいるという事が素晴らしい、ありがたいな」という気持ちを伝えているのだと思います。

楽しく仕事をする

仕事は1日のうち長い時間を占めるので、せっかくならそこは楽しい時間を過ごしたいなという気持ちが私の中で大きくあります。なので、同じチームのメンバーとは、ちょっと冗談でも言い合いながら仕事ができるくらいがいいなっていう風に思っています。 

雑談ではゆるく話題を振ってみたり、リリースが終わりました!というタイミングでは大げさなくらいスタンプで盛り上げてみたり。
仕事終わりに、コミュニケーション企画と言って、ゲームなどをしてみんなでコミュニケーションを取りながらレクレーションをしたりもしています。愉快で楽しい雰囲気を作って、チームの親睦を深めていきたいです。

私のチームは落ち着いて仕事をされている方が多いのですが、仕事なので、時には想定外の出来事やトラブルが起こったりもします。でも普段からコミュニケーションを取っていると、すぐに話し合ったり、状況を把握し合ったりというのがし易いように思います。

これからも、楽しく仕事をすることを心がけて、困難があってもあまりネガティブに捉えすぎても良くないし、みんなで頑張っていこう!という雰囲気で、フォローし合う関係性を作っていきたいですね。

怒らないことを心がける

これは、「叱らない」という事ではなく、「怒らない」という事です。

若いときに、少々感情的な方と一緒にお仕事をしていた時があるのですが、実はその時、常に相手の顔色をうかがいながら仕事をしていました。今思うと辛い経験だったなと思うところがありまして。
当時の自分の辛い気持ちを他の人に味わわせたくないなという思いから、自分の感情で相手をコントロールしないようにするというのを心がけています。

何か取り組んでいるときに「怒られるのではないか」という恐怖がちらつくと、どうしても本当に思っていることや事実が言いにくくなってしまうので、ミスを隠すことにつながってしまったり、面倒くさいことを避ける癖がついてしまって、結果としても開発やチームが健全な状態ではなくなってしまうと思うんですね。
なので、ひとつ前のルールにも関係することですが、そういった心労がないように、なるべく何でも言いやすいような雰囲気にできたらいいなと思って、怒らないことを心がけています。

「叱る」と「怒る」の違いを言葉にすることは中々難しいですが、「怒る」は、起こったことに対して「私はとても不快な気持ちだ」というのを態度で表して、相手を攻撃してしまうことなのかなと捉えています。
でも、今後繰り返してはいけない問題が起きてしまったとき、また同じことが起こらないように、本人のためにならないことに繋げないために、これは良くなかったから改善しようね、と勇気をもって伝えることは「叱る」という事なのかなと認識しています。

私自身、叱ることもあまり得意ではないのですが「ちゃんと叱る」という事も、自分にとってやらなければいけないことだと意識をして取り組んでいることではありますね。

たまにはチャレンジをする

実は、私自身はすごく保守的な性格だということもあり、日常的に新しことにチャレンジするという事が少ないんですね。
今が平穏であればそれはすごく良くて、この平穏を大事に大事にしていこうというタイプなので、自分から積極的に何か新しいものに出会いに行こう!と動く事に少し苦手意識もあります。

でも、ありがたいことにGxPのメンバーは、上司の方だったりとか同僚の方から「これやってみない?」とお声掛けいただくことが結構あります。
なのでそういう時には、その時ちょっと仕事が忙しかったり、なんだか難しそうだなと感じても、可能な限りチャレンジするということを心掛けています。

例えば、勉強会や研修に参加してみないかと誘われたり、テックブログを書いたり、一番大きいとこだと「こういうイベントがあるから一緒に登壇しないか」と誘われて、勇気を出して挑戦してみたことも何度かあったのですが、今振り返ると、やらなければよかったと思うことは一つもなくて、本当に全部やっぱりやってよかったな、引き受けて良かったな、と思っています。同時に、チャレンジすることで自分ができる領域も広がっていくのを感じて、挑戦することの大事さに気づくことができました。
声をかけてくださった方には本当に感謝しかないです。

もし、自分のちょっとした挑戦が、社内やチームのメンバーに広がって、誰かの挑戦を後押しするきっかけになっていたら、それはすごく嬉しいですね。


(編集後記)

清水さんとはじめて会話をさせていただいたとき「なんて丁寧に接してくださる方なんだろう」とすごく感動したのを今でも覚えています。
いつでも、どんな相手に対しても丁寧に接しているんだな、という事を、今回のインタビューで改めて実感させていただきました。

日々の丁寧な姿勢、感謝の気持ちを感じると、周りは大きな安心を感じますね。
そうした安心感が、誰かの“やってみよう”という気持ちにつながり、チャレンジに向けた行動を後押ししているはずです。

実はGxPグループには「認定スクラムマスター」の資格の取得を目指しているメンバーが比較的多くいます。清水さんも以前挑戦し、資格を取得されています。(詳しくはこちらの記事をご覧ください)
今回のインタビューでお聞きした5つのルールを実践している清水さんを近くで感じるメンバーは、清水さんのチャレンジする姿勢を見て、優しく背中を押される気持ちになるシーンが多いのではないでしょうか。

こうした後押しは、横や斜めのつながりに向かって広く伝わっていくイメージがあります。
清水さんの仕事に取り組む姿勢からたくさんの“優しい勇気”が広がり、より柔軟なチームの成長につながるのだな、と感じました。

(文:G+WEB編集部 アオキ)

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