こんにちは!SD部のしみずです。
ようやく厳しい暑さが去り、過ごしやすい気温になってきましたね。
北国育ちの私にとって東京の蒸し暑さは何年たっても慣れずにバテてしまうので、秋の到来は嬉しい限りです。
さて、先日の4連休は皆さんいかがお過ごしだったでしょうか?
私は、連休初日の9月19日にソフトウェア開発関係者向けのイベントであるXP祭り2020に登壇者として同じSD部の石村さん・岡田さんと3名で参加してきました!
今回はこちらのイベントの参加報告をさせて頂きます。
XP祭りとは?
XP(エクストリーム・プログラミング)祭りとは、
開発プロセスである「エクストリームプログラミング」や「スクラム開発」などのアジャイル開発手法についての経験やノウハウを参加者全員で共有するためのイベントです。
毎年会場を設けてオフライン…リアルな会場に人を集めて開催されていましたが、今年は初めてZoomとDiscordを用いたオンラインでの開催となりました。
開催地に縛られないオンライン開催が追い風となったのか、今年度のイベント参加申し込み者はなんと昨年の2倍以上の700名に上ったようです。
私たちは、普段の業務で実践しているスクラム開発を題材に
「組織にはびこるなんちゃってスクラムからの脱却を目指して」
というテーマでチーム・組織改善の取り組みについて発表しました。
Growth xPartnersグループでは、私たちの他にも以下の方々が登壇者として参加しています。
- Graat 関 満徳さん
『XP 顧客のプラクティス「ストーリーの作成」体験ワーク』 - Graat 常盤 香央里さん
『物語を想像して問いを立ててみよう~「問いかけ」を起点として「コンテキストの違いによる壁」の解消を目指すワークショップ』 - Graat 斎藤 紀彦さん
『技法としての共感 – 個人、チーム、組織の対立を乗り越えよう!』
資料準備~リハーサル
今回は、発表用の資料ができあがるまでに2回も資料を作り直しました。
(私が今までに作成した資料の中で、一番産みの苦しみを感じました…!)
発表したいネタがあまりにも多く、時間以内に収まるボリュームで、かつメッセージ性のある資料にすることが非常に難しかったためです。
リハーサルではMS部とSD部のダブル伊藤さんが快く聴衆になってくださったのですが、一度あまり納得しきれていない資料でリハーサルに挑んだところ、
「全体的にふわっとして伝えたいことがぼやけた感じになっている」
との鋭いご意見を頂戴することに…。
納得していないことを見透かされているようで、グサリと胸に刺さりました。
ただ、お二人は「これができていない」という否定だけではなく
「もっとこうしたら良くなる」
という建設的なアドバイスをたくさん出してくださったので、納得がいかないけれどどこを直したらいいのかがわからない状態に陥っていた私にとって、次のアクションにつなげることができ本当にありがたかったです。
おかげで「もっと良いものに作り直すぞ!」と決意し、完成した資料を壊す勇気をもらえました。
その結果、2回の作り直しを経て、やっと納得のいく最終版の資料が完成しました!
お付き合い頂いたダブル伊藤さん、本当にありがとうございました!
いざ本番!
当日は、なんと100名を超える方が私たちのセッションに足を運んでくださいました!本当にありがとうございました。
何度もリハーサルをさせて頂けたおかげで、今までで一番落ち着いて丁寧に話すことができたように思います。
石村さん・岡田さんもリハーサルの時よりずっと説明が洗練されていてわかりやすくなっており、お二人の努力(あるいは本番での勝負強さ…!)が伺えました。
Discordにて質問やご意見をたくさん頂いたのですが、組織改善の取組結果に対して
「良いやり方が伝搬していく組織が素敵」
「外から見て良いって、すてきな状態」
などの褒めのお言葉をいただき、私たちの活動が社外の方にも評価いただけたことを本当に嬉しく感じ、登壇して良かったと心の底から思いました。
また、発表途中でも盛り上がる場面では温かい拍手を下さるなど場を一緒に楽しい雰囲気にしてくださる観客の方が多く、XP祭りの雰囲気の良さも初めて登壇する私にとってありがたかったです。
社内でもオンラインでの発表はオフラインに比べてどうしても聴衆の反応が乏しくなりがちですので、こういった良い文化は社内に持ち帰りたいと感じました。
私自身も、他の方のセッションでは惜しみない拍手コメントを送りました!
当日私たちが発表したスライドはこちらからご欄いただけます。
イベントを終えて
外部イベントでの登壇は今回のXP祭りが初めてでしたが、たくさんの方から温かいご意見を頂くことができ、自分に自信を持つことができました。
あまり人前に立つことが得意ではない私ですが、石村さんにXP祭りを紹介いただき、チャレンジのきっかけをいただけたことに感謝しています。
また、聴衆としての外部イベント参加も今回のXP祭りが初めてでしたが、どれも興味を惹くセッションばかりで、早速明日から業務に活かせそうな手法をたくさん学ぶことができ大変有意義な一日を過ごすことができました。
なにより、アジャイル開発に真摯に向き合い、より良く組織やチームを改善していこうと熱意をもって活動している人がこんなに大勢いるという事実に、今後も改善活動を続けていくための勇気をもらいました!
今後も社内活動や社外イベントで発表の機会があれば、ぜひ挑戦してみたいと思っています。
また、これを読んで「今度は私がチャレンジしてみようかな…」と思っていただける人がいたら本当に嬉しいです!
さいごに:寄贈書籍を頂きました!
XP祭りではメディア各社より毎年多数のソフトウェア開発に関する書籍の寄贈があり、参加者の中から希望者にプレゼントされています。
私たちも以下の書籍を頂きました。XPJUGの皆様、ありがとうございます!
イベントは終了しましたが、これからも頂いた書籍でアジャイル開発について学びを深めていきたいと思います。
社員で関心のある方がいらっしゃいましたらお貸ししますのでぜひお声がけください!