ボクナリ vol.2 自己紹介 大学時代編

こんにちは、GxPの杉山です。

この連載を通じて”ボクナリ”の価値観を皆さんと共有しやすいように、まずは僕が今までどういう人生を歩んできたのか、「高校時代編」と「大学時代編」で分けて自己紹介したいと思います。

今回は大学時代編です。前回の記事をまだ読んでない方はぜひ高校時代編を先に読んでいただければと思います。

大学時代

沖縄に住む

沖縄に住むという経験自体がとても大きな影響のあることでした。地理・歴史・文化などが本土とは大きく異なるこの場所は言ってしまえばパスポートのいらない外国のようなものです。

特に衝撃的だったのが、沖縄県民は日本の本州を「内地」と呼ぶことです。
内地から来た人?って普通に日常の中で聞いてきます。それまで関東で育った僕にとって都道府県に内も外もなく、日本でしかなかったのですが、沖縄では内と外の関係になってしまうのだなと。昔の慣習が形だけ残っているだけなのかもしれませんが、そういう言葉が残っている場所なのです。

他にも夏になると日のあたりが強すぎるせいで逆に長袖を着て日差しを防ぐ人がいたり、飲み会では結構な確率で三線持ってくる人がいてカチャーシーが始まったり、自転車よりバイクのほうが圧倒的に多かったり、台風が強力すぎて町にある壁や柵がすべてコンクリートで作られていたり、街のあちこちにシーサーが置かれていたりして、街をめぐっているだけで面白いものです。

大学は台風対策の塀でおおわれているが、その仰々しさに最初監獄だと思った

熱量はすべてを解決する

高校時代にある意味フワフワしていた自分にとって、大学での生活は熱量にあふれていました。

子供向けの演奏会に向けて10曲ほど編曲したり、学祭に向けて特設サイトをワンオペ運営したり、日本画の友達と自作ゲームを作ったり、ピアノ教室で生徒ごとに独自のレッスンメニューと教材を作成したり、作曲家が書いた楽譜の浄書を何十枚もしたり、とにかく一つ一つが今では考えられないほどの時間を費やして、どうすれば子供たちが耳を澄ませて聞いてくれるだろうか、どうすればみんながサイトを見てくれるだろうか、どうすれば、どうすればを考え続ける日々だったと思います。

そしてありがたいことに、演奏会は例年よりも好評をいただいたり、特設サイトは大学で知らない人がいないくらいの知名度になったり、生徒は県のコンクールで1位を取ったりと結果につながる体験までできました。

そうした日々を思い返すと、こうしたい!こうすればきっと聞いてくれる、こうすればもっと良くなる、という思い、その熱量が前に進むために重要で、必要なことなのだと思います。

ウェブサイトだけどモノレールの位置によってインタラクティブにBGMが変わるように作った

意味を見出す

僕は自分が身を置くその環境でしか得られないものを見つけて吸収することが一番価値があることだと思っています。

例えば僕のいた大学は世間的にみると知名度もないし、学力は低いし、芸術的なレベルも他の公立音大と比べると冴えない部分もあります。しかし、先生方は国内外で活躍した権威ある方々ばかりですし、そこにしかない楽器や学べない芸能、沖縄独特の風土、文化など、ポテンシャルの塊なのです。

これらのことはその道の最高峰でも学び得ることができないものです。沖縄独特のOOなんてものは沖縄じゃないと無理ですよね。そういったこの環境でしか得られないものを4年間でたくさん吸収してきました。そして、そのことを後で振り替えられるように作品に残したいと思ったのでした。それが卒業作品の『自分にとっての「沖縄」』というコンセプトです。

Sound Cloud | 卒業作品「水、花、その行方。」

この考えは今の会社でもとても重視しています。自分がその会社で何を得られるのかを考えて、その案件で何が得られるのか、今のタスクで何が得られるのかを考えます。そしてそこで得られるものが少ないなら以下の行動をとって増やします。

  1. 視点を変える
  2. 環境を変える

高校時代編で最初に述べた役に立たせる話にもつながりますね。視点を変えることで同じタスクでも得られるものが増えていきますし、環境自体を変えることで得られるものをガラッと変えることもできると思います。

自分がやっていること、自分が置いている環境に意味を見出すことを行うことは、高い成長スピードを獲得できる手っ取り早い方法です。
ぜひ自分がやっていることの意味をポジティブに考えて日々の生活を送ってみてはいかがでしょうか?


いかがだったでしょうか!
ここまで長い自己紹介になってしまいましたが、次回からはそんな僕がボクナリに考える会社や日常で生まれた考えを綴っていこうと思います。ではまた~

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