社員インタビュー:「ロジカル・コミュニケーション研修」を振り返って。

話し手
Hさん
1992年、山梨県山梨市に生まれる。2013年、山梨県立産業技術短期大学校を卒業後、グロースエクスパートナーズ株式会社に入社。現在株式会社GxP マーケティングソリューション部に所属。

聞き手
三村 泰平(みむら たいへい)
1975年、兵庫県神戸市に生まれる。2008年、グロースエクスパートナーズ株式会社に入社。2018年より経営企画部長。

まえがき

9月18日に行われた「ロジカル・コミュニケーション研修」(※1)の直後、たまたま会場近くに居た私は、Hさんと短時間の会話をした。その時、彼が常になく自分の方から話しかけてくることや、いつも通り訥々としてはいても熱量を含んだ言葉に、何か見過ごせないものを感じた。彼はその時何を言葉にしようとしていたのか。その研修で一体何を体験したのか。それは彼にとってどのような意味を持っていたのか。それらをテキストにしてみたいと思い、インタビューをお願いした。

2019年9月26日 野村ビル4F NEONにて

――ロジカル・コミュニケーション研修が終わった後、ロイヤル(※2)で少し話をしたじゃないですか。あの時は短い場になってしまったんですけれども、なんか話した感じで、面白い研修だったんだろうなという感じと、何となくもっと話したいことがありそうな気がしたんですよ。それは一体何だったのか。気になったんです。
「はい」
――で、今回G+Webのほうで何か書けって言われて、それであの時Hさんがどんなことを考えていたのか、ということがくっついて、この場になりました。なので、あの時の話の続きみたいな感じで、お話を聞ければいいんですけれど。
「わかりました」

――まずロジカル・コミュニケーション研修って、一体何をしたのか、最初に簡単に教えてもらえますか。
「えっと、大まかに3つの研修があって、『コミュニケーションの準備』『メッセージの組み立て』『メッセージの表現』というテーマに沿って説明して頂き、テーマに沿って演習を行う感じで実施されました。」
(「MECE」(※3)という考え方や、「Why So」「So What」を使ったメッセージの組み立て方等、研修の内容や演習の様子について伺う)
――なるほど。割と実践的な内容だったんですね。何人くらいの人が参加したんですか?
「全体で30人くらいいて、基本的に若手が多かったです。何名かは、NSSEの方とかもいました」
(数人名前が挙がる)
――結構年齢的には幅広く。まあ若手中心だけども。この研修に出ることになったのって、出させて下さいとか、自分から手を上げた、そんな感じなんですか?
「そうですね。これが始まった経緯として、事業部会(※4)でテーマに沿って話す場みたいのがあるんですけど、そこで、こういうのが上手く出来ないからどうにかしたいという話が挙がっていて。それを見ていた安場さん(※5)がセッティングしてくれました。で、1on1の時に、『こういうのがあるんだけど、あまり得意じゃないと思うから出てみたら』みたいな話があって、自分でも出てみたいという希望があったんで、出ることにしました」

研修に参加した動機と、得られたもの

――周りからの推薦もあったんだけど、自分的にも興味があって参加してみたということですね?
「はい」
――出てみたくなった理由って何ですか?
「話していて、『それってどういうことなの?』みたいなことを訊かれたときに、何が伝わってないのかが、自分の中で分かっていないというのがあったんで」
――ああ、相手にとって何が伝わってないか。
「そうです。そもそも説明するのが苦手だなって思って。それで参加しようと」
――その目的は達成されました?
「(笑)まだそれは」
――そんな簡単にはね(笑)
「ですが、自分が苦手な部分が分かったり、コミュニケーション時に必要なポイントは得られたと思っています」
――ポイントと言うと?
「研修時に『MECE』『So What』『Why So』といった、話す上で自分の中で整理する方法を教えて頂きました。今までは話すときに、そういったことを考えられていなかったなと」
――なるほど。
「今はまだ、教えて頂いたポイントを意識して話すことが出来ていませんが、少しずつ出来るようになっていきたいと思っています。すぐに実践出来るようになるのか、という不安はちょっとありますが、でもそれは、コツコツやっていかないと出来ない」
――それはそうですよね。
「それを忘れないように、今これ(研修の資料)机の上にずっと置きっぱなしなんですけれども」
――あ、これを?
「何か困ったことがあったら見ようかなと思って」
――いいですね、それ。

「相手の反応」を考える

「あと、一番印象に残ったのは、『相手の反応』を考えて文章を作ったり話したりすることですかね」
――なんでそれ印象に残ったんですか?
「今までは、『相手がどんな反応するかは予測できないのでは?』と思っていて」
――ああ、「相手はきっとこういう風に受け止めるだろう」とかっていうことを、あんまり事前に考えなくて、「話してみたらこう反応した」っていうのの連続だった?
「はい。そもそもそれって、事前に考えられるのかなって、ちょっと思ってたんですけど。そうではなくて、こちらから相手がどう反応するか、みたいなのを分かるように投げてあげれば、それは相手にも伝わるってことを思いました」
――それはそうですよね。なるほど、これは確かに結構発見というか、「あ、そういうのでいいんだ」っていう。
「そうですね。誘導するみたいな感じでいいんだ、っていうのは思いました」
――なるほど。これまでは、そういうのはズルいというような感覚があったってことですか?
「ていうのと、相手が考えてることって、そんな分かんなくない?ってずっと思ってた部分があって」 
――そういう意味では分かんないかも知れないですけどね。
「講師の先生も、そういう質問をされることはよくあるそうで、『確かに相手の反応を100%予想することは出来ない』と仰っていました」
――そうですよね。
「ただ、相手の反応が自分の想定していた反応と違う場合、自分が書いた文章や話す内容に、改善が必要な可能性があることは分かる、と仰っていて、とても印象に残りました」

「話すこと」を学ぶ

――この研修を受けて、今までのお話の中で色々出てきたと思うんですけど、Hさんの中ではどういう意味がありました?
「これまで『話すこと』に対して、勉強しようってことを、あまり思っていなかった」
――研修の後の話でもそう言ってましたね。
「で、結果、何をどう直せば良いかも、全く自分でイメージとか出来ていなかった。ここに出てみて、方法とか、進む道みたいなのが見えてきて、それに当てはめていけばいずれ出来るようになる、みたいなのを知って。それで自分でも本を買って読んでみようとか、今後のやる気とかは上がったかなと」
――これまでどうやってアプローチすれば良いか分からなかったことについて、具体的に、何か出来るんじゃないかっていう、そういうきっかけになったっていうことですかね。
「そうですね。研修自体も面白かったっていうのもあるんですけど、面白いというか、なるほどと思わせてくれるような研修でした」
――例えば?
「自分の場合は、伝われば良いだろう、みたいな考えだったんですけれども、そうではなくて、伝えるためには色んな材料が必要で、材料を並べて漏れなく伝えるっていうことと、自分でも『これで漏れてないな』っていうチェックが出来るのではと思っていて」
――なるほど、自己チェックが出来るってことなんですね。
「前に他の方法の説明を受けたことがあったんですが、その時に、なんかただのこじつけじゃないのか、みたいなことを思ってしまって」
――はい。
「漏れがないとかは確認出来るかもしれないけど、なんか自分が考えたことのこじつけになってしまうんではないか、とかいうのはちょっと思ってたんですけど」
――抵抗感みたいな?
「そうです、抵抗感。研修を通してやってくと、その時よりも具体的に、自分の中で腑に落ちたっていうか。他の時にはこういう説明はそもそもなくて、ちょっともやもやした気持ちがありましたが、今回はちゃんと説明があったので、こういうことって大事なんだなっていう風に、気付かせてくれたのは良かったなって」
――ああ、納得が。
「自分で納得が出来たっていうのが」
――なるほど。一方的に聞くだけだと、本当にそうかなという感じが、抵抗感があったのが、割と自然に聞けたっていう。
「はい」
――そういうのはありますよね。そっか、だから、研修という形でやったことにも意味があったんですね。
「そうです。これが出来てないから、本読んでやれって言われてたら、それが今回のように気付きが多かったかといわれると、微妙だなって思って」
――なるほど。
「研修だからこそ、受けたことがあるのかなって思いました」
――そしたら、良かったですね。研修として。狙い通りかもしれないけど(笑)
「そうですね(笑)。単純にハマっちゃった人みたいな」

今後に向けて

――今後も多分こういう研修を、時々やってくと思うんですけど、今後こういうのが計画されたら、また出てみたいですか?
「そうですね、内容によるって言ってしまえば、それはそうなってしまうんですけど、出させてくれる機会があるなら出たいと思います」
――例えばこの同じ内容の研修に、まだ出てない人が出るとして、どういう人が出るといいよとかって何かあります?
「これを聞いただけですぐ出来るようになるかと言われれば、そうではないので、何を自分が出来てないのかが分からない人とかは、出たらいいかなって思うのと、大体出来てる人とかでも、話を聞くことによって納得感は得られるので、興味があれば、出たら楽しいと思います」
――なるほど、分かりました。丁度時間ですし、クローズしましょうか。本日はありがとうございました。

※1:「ロジカル・コミュニケーション研修」については別の記事でも紹介されている。
※2:GxPグループで保有している、新宿ロイヤルビル3Fの多目的スペース「G’s LounGe」。
※3:Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive の略。ある事柄や概念を重なりなく全体として漏れなく捉えた状態のこと。
※4:株式会社GxPで毎月1回実施している、社員全員参加の集会。
※5:株式会社GxP 取締役 兼 VPoE。

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